会長挨拶

2025年9月24日

■三鷹から未来への挑戦
三鷹ICT事業者協会は2006年の設立以来、地域の発展と地元ICT事業者の成長を両立させることを使命として活動してまいりました。事業者同士の協力と地域への貢献という二つの柱は、これからも揺らぐことのない協会の基盤です。

三鷹は、かつては「IT先進都市・世界一」と称された歴史を持ち、また昭和34年には当時の鈴木平三郎市長が「公共下水道無き都市は地上に如何なる文化施設を持つもそれはスラムである」との考えのもと、全国に先駆けて下水道整備に取り組みました。そして昭和48年、全国初の下水道普及率100%を達成し、都市基盤の重要性を示しました。

私たちはこの精神にならい、「公共情報網なき都市」にならぬよう、市内全域をカバーするデジタル基盤の整備に挑戦してまいります。新たな新無線規格11ahの活用やIoTによるデータ収集とオープンデータ化、AIを用いた学習と地域課題の解決を推進し、誰もが安心してデジタルの恩恵を享受できる環境を築いていきます。

会員相互の協力、地域内外の団体との連携をさらに強化し、三鷹から新しい価値を発信し続けたいと考えています。皆様のご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2025年5月 会長 倉林 俊成